今回の話はパワハラではありません。この「日系パワハラ」は一応、時系列に進んでおり主人公の山下はこの後、総務部→営業部へ異動するのですが、そのいきさつを描いてみました。
就職説明会時に我が社の人事担当部長が「ジョブローテーション」だとか「人材の材は財産の財だぁぁ!」と説明し、「我が社では戦略的に良い人材を育てる仕組みがあります!」と断言していたため、当時総務部だった私は「いつか人事制度によって営業部へ異動する日が来るのかな」と淡い希望を抱いていたのですが、入社数ヵ月にして嘘だと判明しました。
入社後、人事制度について「おかしいな、変だな、嫌だな」と、就職説明会の時のようなモノではないと薄々気付いていたのですが、「営利企業なんだから人材育成は戦略的にやっているに決まっている!」と会社を信じておりました。しかし人事計画にも参画していた宇野さんにその説を否定され、「我が社の人事異動は玉突き人事&行き当たりばったりであり、そこに人事育成の戦略や概念はないよ。」と教わりました。確かに、数年間同じ部署に幽閉されている様な人もいましたし、新卒で入社し営業を希望していたのに5年間、間接部門に配属されたため失意のうちに退職した若手もいたことから、戦略性はなかったのかもしれません。
そして宇野さんからは、人事異動時期に部署間で「人事版はないちもんめ」が開催されるため、「営業部の人に顔を売り推薦してもらうのが営業部異動の近道だよ」とも言われました。その後、私は営業部の人と積極的に話したり飲みに連れていってもらう訳ですが、これが功を奏したのか1年後営業部異動となります。なお配属先の営業部はエクストリームパワハラの開催地でしたが、その話もまたいつか書きたいと思います。
このブログをご覧の方の中にも、若手の社会人がおられると思いますが、希望する部署に配属されていない場合は、その部署の人たちと雑談したり友好を深めることも、希望部署異動の一つの武器になるかもしれません。