月別アーカイブ: 2013年10月

仕事の進捗状況を大げさに自信有り気に報告する人が認められる職場だったよ!

仕事の進捗報告を水増し報告するのは虚偽報告ですが、そうでもしないと納得しない上司が前職場にはいましたね。
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社会人経験が浅かった頃、上司への報告は事実を伝えるのが正しいと信じており、せっかちな上司に対しても正直に進捗報告をしていました。その結果漫画のように、せっかちな上司から何故か説教されてしまいます。仕事の期日もまだまだ先なのに、何故説教されるのか訳がわからず言葉に詰まり、茫然としていると教育係の宇野さんがそっと教えてくれました。せっかちな上司に報告する際には、仕事の進捗状況を3割増で報告し、更に自信有りげにハッキリと言い切ればOKだと教わりました。

宇野さんの教え通り自信有りげに進捗状況を若干水増しして報告すると、いつもブリブリ怒っている上司がニッコリしてスルーしてくれたのを覚えています。報告する態度と内容を若干ポジティブにするだけで、こうも上司の印象が変わるんだと驚くとともに、本当にコレでいいのか?と困惑していましたが郷に入っては従うしかないよね。

そんな状態でしたので、このせっかちな上司の周りはイエスマンばかりが集まり、仕事や会社に対して必要以上にポジティブで前のめりな思考が求められていました。そのため不利な情報はイエスマン達によって封殺され、イエスマンに成りきれない自分に正直な人は攻撃対象になっていました。同じ成績や仕事の出来であっても自信有りげなイエスマンの方が評価が高めになり、到底出来ない仕事でも「出来ます!やります!」と言わないと非難される環境になっていきました。こうやって嫌な同調圧力が生まれるのかもしれませんね。

残業を強要する人って「残業=日課」と考えているんじゃない?

「残業の強要」だけではパワハラにあたらないようですが、「サービス残業の強要」はパワハラじゃないのか?と思います。どうなんでしょう。
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我が社で残業していた人達のタイプは主に3つに分かれました。

①集中して残業する人
仕事が出来る人や、何故か上から干渉されない独特のポジションにいる人がこのタイプでした。彼らは定時後も集中して仕事をこなし、終われば周囲などお構いなしに帰っていました。

②残業が終わらない人
時期に関係なく毎日遅くまで残業に没頭し気づくと帰宅しておられる人のことで我が社では間接部門に多かったように思います。マンガで描いた佐藤さんがこのタイプの典型で、彼のデスクにあった「至急」と書かれた書類入れには常時大量の書類の山が造成され毎日毎日処理に追われておられました。(なお、この書類の山が無くなったことはありません)

③ダラダラ残業する人
このタイプの特徴として定時後、珈琲や煙草休憩を多く取ってみたり、会社が購読している雑誌や新聞を隅々まで読んでみたり、「これも仕事だ」と言いつつSNSのチェックを行うなど何のために残業しているのか不明な行動をとる人が多かったです。酷い人になると「小腹が減ったなぁ」などと言って、近隣の喫茶店で2時間あまりも時間を費やしていました。家族のために早く帰ろうとか自分のプライベート時間を有効に活用しようといった動きは感じ取れませんでした。

このうち①と②の人達は、自分の仕事に集中しているため他人への干渉はあまりしなかったです。ただ③の人は、残業時間中も社内をウロウロしたり偵察することが多く、早く帰ろうとしている若手を見つけては「みんな仕事をしているよ」などとサービス残業への誘いを仕掛けてくる人が多かったです。

何故みんなダラダラ残業をして遅くまで残るんだろうと疑問だったので、退職前にそれとなく漫画のモデルになった早川さんに理由を聞いてみたことがありました。付き合い残業で仕方なく残っていたり、家に帰ってもやることが無いため残業しているんだろうと私は推測していました。しかしその理由は単に「残業は社会人の日課だから」と言うものであり、残業に対して特に疑問に思っておられませんでした。そりゃ自分が日課レベルでやっていることを全力拒否する若手に対して、軽く残業強要しちゃっても不思議ではないよなぁと感じました。