カテゴリー別アーカイブ: 総務部編

審査部にもパワハラをかける職場でした

金融系や商社系、メーカー等では新規会社と取引を開始する際、審査する部署はあると思います。
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審査部は会社の業務分担上、営業が持ってきた会社を客観的に調査し審査し、ダメな会社と取引しないための安全弁的な部署のはずでした。しかし営業部と利害対立するため年度末には、現場サイドからの悲痛な叫び「この案件、落ちたらノルマ未達だから頼むぜ!」、さらに営業部役員からの圧力により、独立性が損なわれ審査基準は低くなり、1か月程度で審査終了するという「新規案件を通過させるための審査部」状態になっていました。その結果、おかしな案件も通ったりして問題になりましたが審査の責任にされるなどハズレくじばかり引かされておりました。

なお同業他社でも同じような状態だったようで、「今は無理だけど年度末の3月なら投資できますね」なんて言っている担当者もいました。ですので資金調達が必要なベンチャー企業はノルマ未達ギリギリの年度末あたりに話を持って行くと通りやすいかもしれません。

怒られすぎると思考停止する

転職前年度あたりは身体に支障が出ていました。いま思うと危なかったのかもしれません。
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営業部役員からの恫喝や上司からの陰湿な説教により、転職する前年はなんだか身体に異変を感じていました。なかなか寝付けない、フワフワする、出勤時に会社のビルを見るだけで動悸がする、疲れが異常に貯まりやすい…などなど。体調不良を抱えた結果、末期には理不尽に怒鳴られても何も感じず、ただ謝ってやりすごそうとしか思いつきませんでした。

社内にも私と同じように謝罪ばかりしている50歳近い佐藤さんという方がおられました。いい年なのに上席の席の前に立たされ公開説教は当たり前でしたし、直接関係ないミスでも怒鳴られている姿をよく見かけました。当の本人の佐藤さんは、それらを悔しいとも感じておらず「謝っておけばすむ。殺される訳じゃないんだから。」と諦めておられました。こんな佐藤さんを見て、上からの恫喝説教に謝罪するだけのサラリーマンになってしまうのでは……という危機感を覚えました。これも転職しようと思った要因です。