何も知らない新人若手に、上司が武勇伝を誇張して話すという儀式は
日本の会社で行われている若手へのマウンティング・イニシエーションですね。
それを思い返すと腹がたつので漫画にしました。
総務部長は自分の業績について、嘘、大げさ、紛らわしいの3本の矢で誇張しまくる人で
それに我が社の社長はまんまと騙され、「総務部長は営業でも優秀だった!」などと
非常に信頼を置いておられました。
私が若手の頃、総務部長と御飯を食べに行くたびに
「○×社は俺がやった案件なんだよな~あれはしんどかったな~」などと
下手糞な芝居を打つ訳ですが、まさか嘘を言う訳はないと考える若手は簡単に騙され、
「部長ってすごいんだな。営業部で苦労したから禿げたのかな…」
と羨望のまなざしで部長を見ておりました。
しかし、我が社の反茶坊主ネットワークの宇野さんが、洗脳された若手に、
部長の営業部での真の成績を教えてくれ、洗脳を解いていくのです。
宇野さんによると総務部長は営業部時代、ぱっとしない人だったらしいです。
総務部長は自分以外の同部署の人間が関わった案件や、当時の上司が取ってきた案件も
全て自分の手柄のように話しているらしく、総務部長単独で取ってきた案件などは
営業としては最低レベルの数値だったらしいです。
それを証明するかのように、総務部長は営業部を数年で出されて管理畑を歩んでいくのです。
皆さんの会社にも、こんな人はいるんじゃないでしょうか。
営業はできなかったとしても部長にまで上がれたということはなにかしらあったのでしょうかね。それでも嘘はダメですね。人として。あっ、そういうことなのかな?(^_^;)
そう言えば物凄い人ほど自分から語りませんよね周囲から武勇伝が勝手に流れるから。
会社も学校も変わりませんね。