タグ別アーカイブ: あるある

マイホーム購入直後の転勤はもはや様式美だよね

マイホーム購入後に転勤するという事例は全国各地でよく聞かれます。私の会社でも事案がありましたので漫画にしてみました。
036


我が社では東京を本店として支社が2つありました(実際はちょと違う)。しかしベンチャーキャピタルという職業上、どうしても東京のマーケット規模が大きいのです。ベンチャー企業と言えば楽天、ミクシィ、グリー、インデックスなどの成長企業を連想する方が多いと思いますが、皆本社は東京なのです。地方にベンチャー企業が無い訳ではありませんが、ある程度成長すると東京に本社移転することも東京一極集中の要因です

そんな訳で人気の無い支社への異動ですが、我が社では30歳前後で特に既婚かつマイホーム購入後の人が選ばれていました(支社長除く)。偶然かもしれませんが、異常な体質の会社だったため「マイホームのためにローンを組んだ奴はどんな命令しても逆らわない!」と上層部が確信し転勤させてたのでは?と邪推しています。

偉い人は「支社に転勤になっても3年程度で戻れる!」と言っていたのですが、それは昔の話であり、私の入社した頃には最低5年は本社へ戻ってきてませんでした。ですので多村さんのケースでは、子供の一番カワイイ時期を一緒に過ごせず、やっと本社に戻ったと思ったら反抗期を迎える息子に変っている訳なのです。

余程のことが無い限り転勤命令は断れないのが現状ですが、「従業員の幸せを考える!」と呪文のように唱える位だったら、転勤への配慮をすればよいのにと思うのです。

日本企業でPDCAサイクルが機能しない訳

今日は日本の会社で提唱されるPDCAについて、普段私が疑問に思うことを
漫画にしてみました。これもパワハラの遠因になってんじゃね?とも思ってます。
034


私のいた会社では上層部が「PDCAだ!」などと、ほざいてましたが漫画の様に
Planは現場の情報を無視した上層部の希望的観測により立案され
Doに至っては既存の組織にPlanを丸投げし「なんとかしろ」と言うだけで
戦略の提案も、人員の再配置、最適化はありませんでした。

次のステップであるCheckにより上記問題は洗い出されるはずであり
目標が未達なのは、①Planに問題がある or ②Doに問題がある のどちらかです。
しかしPlanに問題あると結論を出せば、上層部を批判することになり
その責任は曖昧にされDoへ責任転嫁されるのです。
そして最後のCheck段階では「猛省しております!次は頑張ります!」などという、
具体案無き精神論を吐いて次の計画に移るという状態が恒常化していました。

なおPDCAサイクルは、ウォルター・シューハートと、エドワーズ・デミングらが
提唱したらしいですが、このお二人の専門は統計学だそうです。
元々は品質管理システムからビジネスに発展した考え方のようです。

おそらく提唱者二人が統計学、また品質管理から発展した考え方だとすると
ある程度数値化されたデータを客観的に分析することが
PDCAサイクル実行の大前提なのではないでしょうか。

私のいた会社のように精神論ばかりでは、PDCAサイクルが
うまく機能するはずもありませんね(ニッコリ

※PDCAの説明です

企業が行う一連の活動を、それぞれPlan−Do−check−Action(PDCA)
という観点から管理するフレームワーク。

①Plan:まず目標を設定し、それを具体的な行動計画に落とし込む。
②Do:組織構造と役割を決めて人員を配置し、組織構成員の動機づけを図りながら、
具体的な行動を指揮・命令する。
③Check:途中で成果を測定・評価する。
④Action:必要に応じて修正を加える。

一連のサイクルが終わったら、反省点を踏まえて再計画へのプロセスへ入り、
次期も新たなPDCAサイクルを進める。

出典:weblio辞書

そんじゃーね!