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仕事上のミスが隠蔽される理由

私は仕事で結構ミスをするのですが、今の職場とパワハラ職場ではその対応に大きな差がありました。それを描いてみました。
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今の職場でミスをした場合、上司にミスの現状と原因を報告し指示を仰ぎ、ミスへの対応が終わると再発防止策が講じれらます。この報告→原因特定→対処→再発防止というフローは一般的だと思いますがパワハラ会社では全く違うのでした。

私のいたパワハラ会社は酷い減点社会で「業務でミスをおこしてはならない」という超人しか生きていけない建前だけの社風がありました。そのため仮に部下がミスを起こした場合、上司達は自分達に火の粉が降り減点対象とならないように「無能な部下が単独でミスをした」という事実認定と責任追及がはじまる訳です。ミスは仕事につきものですし如何にミスをカバーするかが重要なのですが、パワハラ職場では責任追及に時間を費やし対応は後手後手になっていました。

特に前職では若手がミスをするため怒鳴られていましたが、これにはちょっとしたカラクリがあったと退職してから判明しました。なんと中堅以上の複数の従業員は、ミスをしても上に報告せずなぁなぁにしていたのです。ミスを隠してもいずれ表面化するのですが、その時には異動になっていたり担当が異なっていたりするため責任追及されないことを見越していたのです!こんな社風だったため重大はミスも隠蔽され、リーマンショック後にそのミスが一気に表面化し業績はものすごいことになっていくのでした。

こんな記事を書いていたら拙著のamazonレビューに同業者っぽい方の面白いレビューが載っておりましたので転載致します!このレビューの通り、自己の利益のみ追究するのでミスも隠蔽されていくんだなと同意してしまいます。

5つ星のうち 5.0 だって人間だもの 2014/4/14 By 中年

金融という組織は全員が「自己の利益」を守るために行動する
それが前提として組織がデザインされてるのではないか、と思ってしまうほど
全員が「自己の利益」を追求しても何とかなってしまう組織なのだ。
(だから外部からの検査が必要なのだろう)

クソな上司も、バカな役員も、アホな同僚も
みんな自分を守るので精いっぱい
自分のためなら非常識でも理不尽でも関係ない!

ロスジェネ社員のいじめられ日記
ロスジェネ社員のいじめられ日記

レビューありがとうございます!

アルハラは飲屋だけで起きるんじゃない!オフィスでも起きてるんだ!

我が社の営業部役員は感情的な人でした。一昔前は、部下をノルマ未達で追いつめて潰すのが趣味だったようです。私が仕えていた頃には、退職者が出ると評価が下がることもあってか若干優しかったようです。
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我が社の営業部役員は機嫌が悪いと何を相談しても怒鳴り散らすような人でした。二日酔いの日は更に機嫌が悪く、表情は鬼のようであり、目は鋭くチンピラのようでした。私のような下っ端従業員は役員の醸し出すプレッシャーと、酒・煙草・珈琲をミックスした悪臭に恐れ慄き話し掛けることすら出来ませんでした。そんな日に少しでもネガティブな報告や判断に迷う相談をする羽目になると、リミッターのはずれた公開叱責が待っている訳で、従業員一同戦々恐々としていましたね。

若手に最大級のパワハラを見舞うことで有名なジェノサイド部長でさえも、役員が二日酔いだとわかると即座にミーティングを取り止め、周囲に小声で「今日は御説明できる状況ではない」などと漏らし去っていくのです。

なお酔ったうえでの迷惑行為もアルハラの一種だそうなので、二日酔いによって仕事を放棄するのもアルハラの範疇ではないのかと思います。新入社員研修では「仕事に集中できるよう健康管理をするのも仕事」と言われたように思うのですが、役員クラスの二日酔いには何も言わないのかよと常々疑問でしたが、サラリーマンだから逆らえませんよね。しょうがないね。