パワハラ会社から転職した動機は色々ありましたが、ベテランは何をやっても手厚く扱われ、若手はいつでも酷い扱いを受けていたのも要因でした。それを漫画にしてみました。なおこれは営業部でのお話しです。営業部での話の続きは書籍にて!(宣伝)
早川さん(営業部の平凡な社畜)は、コードネーム「貧乏神」と呼ばれていました。なぜならば早川さんが担当する会社は、かなりの割合で業績が悪化し、結果として数億円の損失を出していたからです。ですが早川さんの失敗は、なんとなく「ベテランだから、しょーがないね(ニッコリ」という雰囲気であやふやにされ「次、頑張れ」のような扱いで流されます。これが若手であると役員の態度は大きく変貌します。
ある時、私の担当先で内紛が勃発し業績も悪化していきました。投資損失が出る可能性があると判断した私は取締役に報告するのですが激怒されます。担当先に問題が起きた場合、いかに損失を少なく回収するかを議論すべきなのに、私の原因のみ追及され更に営業部の部長からは「これだから若手に仕事を任せられない!」との有難い説法を頂戴いたします。早川は1億円の損失をスルーされたのに理不尽極まりないのです。
こういった若手を徹底的に軽視する状態は成果を上げても発動します。私が営業成績社内3位という好成績を収めた年があっても「天狗になってるんじゃねーぞ。誰もおまえのことなんか認めてない」(書籍の74話にこの話があります!)と取締役に脅されます。私の後輩も、いくら頑張っても上司から認めらないばかりか、ベテランは成績が悪くとも擁護される社風に絶望し転職していきました。
なお早川さんはリーマンショック後、密かに隠していたサブマリン担当先が、大幅赤字や粉飾決算などで大爆発して、これまた数億円の損失を出します。今ではさすがに左遷部署に追いやられているそうです。ざまぁみろですわよ。
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ロスジェネ社員のいじめられ日記