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古巣に退職者が一切寄り付かない訳

パワハラが蔓延していた我が社では退職後、仕事以外で古巣へ遊びに来るなんてことはありませんでした。今の職場ではたまに辞めた人がフラっと挨拶に来てお菓子なんか置いていくことがあります。その違いを書いてみました。
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斎藤さんのモデルの人は30歳前半であるベンチャー企業に転職し、そこでキャリアを積み役員となっておられました。私が入社した時には既に辞めておられたので人となりは直接見ていないためわかりませんが、社内のパワハラをする人達に言わせると漫画のように低評価でした。この斎藤さんが仕事関係で来社された時だけは、我が社のお家芸の手のひらを反してヨイショするのですが、やはり「退職者=能力がない、根性がない」との空気が一部に流れており退職者に対するヘイトスピーチは止みませんでした。

この退職者に対する酷いヘイトスピーチは斎藤さん以外の退職者にも向けられており、私も散々聞かされておりました。私も退職後、言われていたようです。そんな状況を知っているためか、我が社には仕事以外で古巣に挨拶に来る人は本当に少なかったです。特に若くして退職した人が顔を見せるなんて記憶にありません。私も何を言われているかわからないので絶対に行きたくありません。

なお、この斎藤さんのモデルの人の会社は、数年後上場することになります。社内の一部の人達は、この出世劇に大層嫉妬されていたそうです。

社長「大掃除は就業時間外にやれ」

年末なので仕事納めの日の話です。私のいた会社は窓口業務が無いため年末といっても一部の仕事抱えた人以外、特段忙しくなる職種ではありませんでした。そんな会社の仕事納めの話です。
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数年前までの仕事納めのスケジュールは、午後3時くらいまで仕事をし、なんとなく大掃除に移行し、18時頃には社内を挨拶して回り飲みに行っていたようです。しかし、秘書の入れたお茶を飲みながら新聞を読み、来客という名のただの友達(大学の同窓生が多かった)の相手をするのが日課だった新社長が「仕事納めも通常の就業日だろ!大掃除なんて仕事じゃねーだろ!就業時間外にやれ!」と言いだします。これにより仕事納めの雰囲気は一変したらしいです。

私が入社した後の仕事納めといえば、通常の営業日と変わりませんでした。一部の要領の良い人は挨拶周りなどと行って退屈な社内から脱出されていましたが、その他従業員は、特に仕事がなくとも定時まで社内におり定時後に自分のデスク周りだけ掃除して飲みに行っておられました。もちろん残業代は出ません!師走という感じはそれほどありませんでした。

そんな状況を見て渡辺取締役や他の古参は「大掃除しなくなってから師走の雰囲気がなくなった云々 最近は仕事納めまで仕事して~」と言いだすのです。そういう制度にしたのは渡辺さん含め取締役だろ!と反論したいのですが口には出せず、ただ悶々としていまた。

ちなみに江戸時代、江戸城や商店は12月13日にすす払い(大掃除)を行い、その後正月の準備を整えていたそうです。年々、師走の風情が無くなっているなどと口にする偉い人達は江戸時代とまでは言いませんが、もう少し師走の雰囲気を出せるような就業体系を考えてほしいなと思うのです。

それではみなさま、少し早いですが良いお年をお迎えください!