パワハラ会社と今の職場では若手の離職率に大きな差があります。その原因の一つ出世している人物像の違いではないかと感じています。
出世コースに乗っている人物を見ると、会社の社風が見えてくると思います。今の職場では漫画のように仕事が出来て、マネジメントが出来る人が出世しており皆からも尊敬されていました。前職のパワハラ会社では、役員クラスまで出世するためには上に媚び諂うことが前提条件であり、加えて成績をあげるために部下の成果を平気で横取り、失敗は部下に押し付けて自分の失点を減らすスキルが必要でした。そしてパワハラ会社では、会社だけの常識が何より優先され、例えまともな意見であっても経営陣に背けば容赦なく「仕事ができない」との烙印を押され出世コースから外れていくのです。
こんな状態ではロスジェネ世代の若手にとって尊敬できる上司は少なかったですし、社内で繰り広げられる茶番劇を冷めた目でみて「こんな人間になりたくない」と失望していました。職場環境、給与なども大事ですが、出世コースに尊敬できる人がいないというのも退職要因の一つだと思いましす。なおバブル世代以上の人達ともなると、社内政治に明け暮れ部下の成果を横取りする上司を疑問も無しに尊敬されておりました。今でも疑問でなりません。
出世するために下衆にならなければならない。本当の意味で部下が付いてくるとは思えませんね・・・