カテゴリー別アーカイブ: 総務部編

上司によって出社時間が異なる理不尽

我が社の始業時間は規定上9時でしたが、上司の性格によってその規定は無視されていました。
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総務のボスは8時半頃に出社するため、新人だった私もそれ以前に出社しないと減点されるという空気に流され8時頃に出社していました。但したまに遅刻しそうになっても、総務部長は「ははは、こやつめ、ギリギリだね」と許容してくれたので、腹痛のため通勤途中に便所に駆け込み出社時間が遅くなることが多かった私は助かっていました。

しかし元証券マンがボスの営業部では7時台の出社は当たり前であり、部下も7時頃の出社を強要され、8時台に出社しようもんなら始業時間に遅れてもいないのに「たるんどる!」などと叱責を受けるのです。元証券会社の人がボスになると、出社時間が早まる場合があるので注意です。

私もこの営業部に行く羽目になるのですが、特に冬季の7時台出社は辛かったです。オフィスの暖房が8時頃からしか入らないため、自分の席で寒さに凍え一人震えていたのを覚えています。勿論、早く来ても賃金なんて発生しません!サービス労働です!

よくブラック企業では終業時間が守られずサービス残業に繋がることが問題となっていますが、始業時間も守られていない企業も多いんじゃないかと思います。朝はゆっくりしたいです。

絶対に責任を課されない決断力とは

我が社では勇気ある決断をするよりも、如何に失敗しない決断をすることが評価ポイントでした。
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渡辺さんはとにかく自分の考えが無い人であり、合議にて決断を迫られた場合は社長の意見に賛同しつつもリスクを指摘しておくことで、万が一何かあった場合に「そらみたことか」と言える伏線を張り巡らせておられました。また単独で決断を求められ責任を課されそうになると「現場の判断に任せる」などと下に全てを押し付け、万が一何かあっても「現場を信頼してたのにけしからん!」と責任も擦り付けていました。

そうした渡辺さんの「後出しジャンケン&現場に決断を押し付ける」という決断力は下から見たらたまったものではないのですが、減点主義の社長からは「渡辺さんの判断は結構正しいよね」と評価されていました。そのため一部のリスクある決断を行う改革派の役員より渡辺さんが高評価を得てしまい、会社はどんどん保守的になり、責任はどんどん下流へ流され、従業員達のモチベーションは下がっていったのです。