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その他はその他だよ

【最終話です】やっぱりパワハラはなくならない

退職後に感じた実話です。
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私が退職後、ベンチャーキャピタル業界は冬の時代が到来していましたが、そういう時こそ社内で一致団結して危機を乗り切るのが企業だと思います。しかし前社では相変わらず業績悪化の責任転嫁ゲームによる雰囲気悪化がおこり、そのシワ寄せで毎年若手が大量離脱するという事態に陥っていました。
退職して数年経っている私にも複数の後輩から相談があったので、これらのことを知っている訳ですが、退職後の会社の雰囲気とは私がパワハラを漫画に書いて笑っていられる程度のものではなく、パワハラという名の単なる虐に変化し、上司から毎日怒鳴られ入社2ヶ月で病んで自主退職に追い込まれた新入社員もいたり、暴力沙汰などかなり重症のようでした。さすがに私がいた頃は、胸倉捕まれたり叩かれたりしましたが暴力沙汰はありませんでした。

そんな折、前職のOB会に何故か誘われた私はパワハラ大好きの上司に真相を聞くべく、飲み会に参加するのです。そこで彼らの口から出たのは、これだけ毎年若手が辞め20~30代が少なくなっているにも関わらず、何も感じてないばかりか辞めるのは若手の自己責任、会社の雰囲気は至って良好であると平然と言っておりました。後輩から教えてもらった精神を病んでいる社員が増加したことも聞いてみましたが、初めて聞くような顔で全く取り合ってもらえませんでした。

結局パワハラをやる人間ってのは自覚すらないどころか、会社が異常事態になっていても決して認めようとしない人間であるため、これを改善するなんて無理だと悟りました。そしてパワハラの解決策はパワハラを受けている人間が配置転換されるか自発的に転職するかしかないんだなとも・・・。
おそらく日本全国でパワハラにあっている方がいると思いますが、耐えても何もいいことなんてないはずです。少しでもいいので転職なり逃亡なり考えてみては…と思います。何も行動しないのは一番、体に悪いですので…。

それからブログの更新期間がかなり伸びてしまいましたが、私事ですが部署異動があり残業の多い部署に異動してしまいました。ですのでコンスタントに漫画を更新することが不可能となってしまいましたので、この辺りで日系パワハラを終了したいと思います。

これまで多くの皆様に読んで頂き、様々な意見を頂きありがとうございました。本当に良い経験になりました。日系パワハラが皆様に少しでも笑いと共感を生んでいれば幸いです。末筆ではございますが、皆様が良い職場環境に恵まれ、そして部下には決してパワハラをしないように願っております。長い間、どうもありがとうございました!なおブログは当面残しておきますので何かありましたら問い合わせからメールをくださいませ。宜しくお願い致します。

山下和馬

金融業界で生き抜くための「へびいちご」とは

コメント欄にて「金融業界の礼儀とか気の利かせかたとか独特のものがないですか?」という質問に対して、私なりに金融業界で生き抜くための「へびいちご」を考えてみました。
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平々凡々
金融業界は減点社会で足の引っ張り合いが横行していますので、常に人の揚げ足取りを目論む上司が多く、少しでも他人と違う箇所があるとネガティブに捉えられます。よって過度な服装や行動は厳禁ですし、職場の飲み会に自分だけ欠席なんていう抜け駆けは許されません。

美辞麗句
「そんなバレバレのお世辞、言う奴いないだろうし喜ぶ奴もいないだろ」レベルのお世辞を言っても、まんざらでもない上司が存在します。私の職場でも美辞麗句連発による茶番劇が目の前で行われていましたが、言われた本人は「俺に媚を売るカワイイ部下め。ハハハハ」みたいに捉えるようなので上司へのポイントアップに最適な手法です。

唯々諾々
半沢直樹の如く「倍返しだ!」と思って上に意見すると袋叩きにあうのが金融業界です。上司のなかには漫画以外にも「IT企業は全て虚業だ!」、「これからはセカンドライフが流行る!駄目だと言っている奴は頭が固い!」(セカンドライフ全盛時期の発言)、「携帯電話でゲームする奴なんていない!」(スマホが世に出始めた頃の発言)等の名言を放たれますが、それに対し賛同以外の意見を述べると目をつけられます。よって全てその場で肯定することが肝要です。

猪突猛進
この業界では成績も重要ですが取組方も重要です。クールに仕事をこなすタイプより、前後のことを考えずとにかく仕事に打ち込み残業し無理をしている人間の方がポイント高めです。「あいつはよくやっている」という印象を植え付けるのが何より大事なのです。

極悪非道
顧客よりも社内政治優先ですので、簡単に顧客を裏切っても心が痛まないようなメンタルが必要です。経営陣は現場サイドの苦労など興味がなく、「決定事項だから」の一言で現場サイドを混乱させ顧客に迷惑をかけることもありますが、特に疑問に思わないことです。

なお上記を実行してもノルマ未達ならば基本酷い扱いを受けますが、多少は甘く見て貰えるはずです。上記を特に疑問に思わずに実行できる人こそ、最も金融業界に向いているのではないでしょうか。ほとんどの人は私がそうであったように、疑問と不安を抱えながら騙し騙し働いていると思います。私は遂に我慢することが出来ませんでしたが…。