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就職サイトに嘘を乗っけるのはよくない(小学生並の感想)

内情が悪い会社でも就職サイト上は素晴らしい会社に偽装されています。私も学生時代はその情報を鵜呑みにしていました。
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就職サイトの内容は、結構嘘が書かれていました。私の会社で行くと

  • 週休二日制→ 振替休日無しの休日出勤が発生するけど建前上週休二日ですという意味
  • 有給休暇→ 体調不良やどうしても休む必要がある日に限り年に1、2度使える奇跡の制度。
  • 勤務時間→ 始業時間の必ず30分前には席にいないといけないが、定時は絶対に守ってはいけなという意味
  • 手厚い研修制度→ 簡単な新入社員研修と現場丸投げOJTがあるよ!という意味
  • 海外留学制度→ そんな制度を調べる暇あったら仕事しろと言われる制度
  • 全学部全学科→ 建前上全学部全学科の学生を募集しているけど、あんな学部やこんな学部の学生はいらないよという意味

‥等、まぁ日本全国よくあるお茶目な建て前だと思うのですが、私が最も心に残っているのは先輩紹介ページでした。そのページには中堅社員数名の写真とコメントが掲載されていました。その中に、普段ジェノサイド部長から酷いパワハラを受けしょんぼりしている日高さんが、引きつった笑顔で登場するのです。しかも本人のものと思えない、超前向きのコメントつきで!大学生が読むと何も感じないとは思うのですが、内部を知っている人間からすると、日高さんの笑顔が胸に痛いほど突き刺さりました。

よく就職においては学生と会社のミスマッチが問題などと言いますが、こんな嘘ばっかり載せていたらそりゃミスマッチも起きますよ。

楽しくない社内飲み会での会話は千本ノック

飲み会の話を記事書いてたら、脱社畜ブログさんも飲み会の記事をupされておられました。
「職場の飲み会で親睦が深まる」という幻想
まぁ労働問題を扱うブログって、労働基準法守れや!パワハラすんな!定時後まで拘束すんな!という内容に収束するので被っても仕方ないね!いいね!
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楽しくない飲み会は漫画の通り、仕事上の武勇伝や説教を無抵抗に聞くだけです。若手は武勇伝や説教に対して、相槌やお世辞以外自分の意見など表明できません。会話の返球は求められず、もくもくと会話のノックを受けるだけです。まさに会話の千本ノックです。

一方、楽しかった飲み会は、仕事以外の話題が多かったと思います。今まで知らなかった社内の人の趣味の話は特段面白かったです。
営業成績トップの林さんがアイドルオタクだったり(実際はAKBよりマイナーなアイドルオタクでした)、ある従業員が乗り鉄であるため、営業で電車を使おうと四苦八苦する話を聞いたり、いつも無口で近寄りがたかった年上の従業員が実はお城のプラモデルを作るプロフェッショナルだったり…
どの話題も自分が知らないことばかりで「どこに魅力があるんですか?」という疑問から趣味特有の拘りなんかに会話が弾み盛り上がりました。

そして今まで苦手だった人とも共通項が見つかり、会話が弾むこともありました。新人時代から睨まれ、苦手だった赤田さんとは「信長の野望」というゲームが好きという共通項が見つかり打ち解けていったのです。営業部で同僚になった時は、結構仲が良かったと思います。会話のキャッチボールが続くと、人間関係も良くなるのかもしれません。

もし貴方の部下や後輩が、飲み会に否定的ならば仕事の話なんてせずに、自分のマイナーな趣味や、くっだらない日常のことを曝け出してみたらどうでしょう。

若手だって、定時後なのに仕事の話を聞かされ相槌を打つしかない話題より、突っ込み所満載のくっだらない話の方が楽しいに決まっていますよ。