仕事の進捗報告を水増し報告するのは虚偽報告ですが、そうでもしないと納得しない上司が前職場にはいましたね。
社会人経験が浅かった頃、上司への報告は事実を伝えるのが正しいと信じており、せっかちな上司に対しても正直に進捗報告をしていました。その結果漫画のように、せっかちな上司から何故か説教されてしまいます。仕事の期日もまだまだ先なのに、何故説教されるのか訳がわからず言葉に詰まり、茫然としていると教育係の宇野さんがそっと教えてくれました。せっかちな上司に報告する際には、仕事の進捗状況を3割増で報告し、更に自信有りげにハッキリと言い切ればOKだと教わりました。
宇野さんの教え通り自信有りげに進捗状況を若干水増しして報告すると、いつもブリブリ怒っている上司がニッコリしてスルーしてくれたのを覚えています。報告する態度と内容を若干ポジティブにするだけで、こうも上司の印象が変わるんだと驚くとともに、本当にコレでいいのか?と困惑していましたが郷に入っては従うしかないよね。
そんな状態でしたので、このせっかちな上司の周りはイエスマンばかりが集まり、仕事や会社に対して必要以上にポジティブで前のめりな思考が求められていました。そのため不利な情報はイエスマン達によって封殺され、イエスマンに成りきれない自分に正直な人は攻撃対象になっていました。同じ成績や仕事の出来であっても自信有りげなイエスマンの方が評価が高めになり、到底出来ない仕事でも「出来ます!やります!」と言わないと非難される環境になっていきました。こうやって嫌な同調圧力が生まれるのかもしれませんね。
今回の件も、経験しました。調子のいいことだけ言ってたり精神論だけ言ってたりの人、持ち上げもらってる人、本当に多かったです。
大抵、仕事の肝心なところを焦げ付かせて、結局は周囲に迷惑を掛けていましたね。
こちらも経験しました。もっとたちが悪く、
割増報告しようものなら、笑顔で「じゃあ早速聞かせてくれ」「じゃあ○○をしてくれ」と言って前倒しにしまくってくる上司でした。
勿論、正直に報告すると叱られたのは言うまでもありません