我が社では前任者の地雷が爆発した時、責めを受けるのは現担当者でした。これが普通だと思っていましたが、一般の会社ではそうではないみたいですね。最近発見して驚きました。
私の前任者は文章に癖のある人でした。そのため前任者作成の書類を上司に提出すると「意味がわからない!」と怒鳴られるのです。「前任者の公式書類ですし…」と反論するも効果はなく、前任者の書類を私が修正する必要がありました。ただ数年前の書類を書き直すのってかなり大変で、事実関係も誰も覚えてないし記録も残ってないし、とにかく部長が気に入るであろう無難な文章を書くのに苦心しました。
この悪しき文化は営業部で更に酷くなります。「これ良い会社だから!」という甘いセリフでお荷物の担当先を他人に譲る人がいます。しかしその会社の中身はボロボロで、遠くない将来に倒産するであろう会社だったのです!担当にさせられた立場の弱い人は上司に現状を報告するのですが、上司は取り合うどころか現担当者に対し「なんとかしろよ!」と脅すだけなのです。
漫画では中堅従業員同士のやりとりを描きましたが、実際には営業部に配属された新人に潰れかけの会社を担当させたあげく、一切助けず倒産させた悪い上司もおりました。倒産の罪を擦り付けられた新人は上司からマイナス評価を受け、社内では「あいつは仕事できない」と陰口を叩かれていました。なお私も営業部へ異動直後、難解なM&A案件を「新人にまかせてもよい会社だよ(ニッコリ」という甘いセリフとともにぶん投げられ、処理に手間取り部内で血祭にあげられます。
半沢直樹のモデルの金融機関にみえてきた
たしか銀行の関連ベンチャーキャピタルで社長は本体からの出向だったような...?そう考えれば半沢直樹そのものズバリな金融機関の文化が来ている可能性が高いですよね。