年別アーカイブ: 2014年

怒られすぎると思考停止する

転職前年度あたりは身体に支障が出ていました。いま思うと危なかったのかもしれません。
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営業部役員からの恫喝や上司からの陰湿な説教により、転職する前年はなんだか身体に異変を感じていました。なかなか寝付けない、フワフワする、出勤時に会社のビルを見るだけで動悸がする、疲れが異常に貯まりやすい…などなど。体調不良を抱えた結果、末期には理不尽に怒鳴られても何も感じず、ただ謝ってやりすごそうとしか思いつきませんでした。

社内にも私と同じように謝罪ばかりしている50歳近い佐藤さんという方がおられました。いい年なのに上席の席の前に立たされ公開説教は当たり前でしたし、直接関係ないミスでも怒鳴られている姿をよく見かけました。当の本人の佐藤さんは、それらを悔しいとも感じておらず「謝っておけばすむ。殺される訳じゃないんだから。」と諦めておられました。こんな佐藤さんを見て、上からの恫喝説教に謝罪するだけのサラリーマンになってしまうのでは……という危機感を覚えました。これも転職しようと思った要因です。

社長が交代してもパワハラは無くならなかった話

以前コメントで頂いておりました新社長になった後の話を描きました。スキっとはしないです。
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前社長は総務部寄りの人物で、拙著にもある通りリーマンショックが起き業績が悪化した時でも「現場が頑張ってないから業績が下がるんだー!」と訳のわからないことを言う人でした。そんな社内体制であったため、毎年の賞与なんかも実質的にノルマのない総務部が常に上位にランク付けされるなど営業部は皆不平不満を貯めておりました。

それが営業部寄りの新社長になったことで社内体制は一変します。新社長は合理的な人であり、社内政治よりも利益優先(当たり前)の人であったため、悪行を重ねた総務部の権力を削ぎ、営業部優位になって行ったのです。これには我々現場も大いに期待しましたが、この状況を好機と見た営業部役員が一人張り切り社長に気に入られようと「ノルマ必達は当たり前だ!新社長のもとで良い成績をあげるぞ!」などと激を飛ばし、ノルマ未達は人に非ずかの如くパワハラも激化していきました。

その頃の日常と言うと、一日営業で外回りをし20時くらいに帰社したところ「こんな早い時間に帰社してどーする!」(遅い時間に会社訪問するのは先方に失礼です)と公開叱責されたり、既にノルマを達成していたのに「個人ノルマをクリアした程度でいい気になるな!」などと詰められました。営業部役員は新社長の元で結果を出したかったのでしょうが、従業員にしてみればいくら頑張っても環境は改善されないばかりか、成績を出しても役員の点数にしかならないとわかればモチベーションはあがりません。

社長が変わっても下っ端には関係なかったのです。これも転職しようと感じた出来事でした。